こちらは爽快整体院のQ&Aの回答になります。全国から爽快整体院に寄せられるご質問に対してお答えさせて頂いております。
目次
肩から腕にかけてジンジン痛みます|ご相談内容
Aさん: 20代、女性です。普段は会社で事務仕事をしていてパソコンをよく使っています。二ヶ月前から、右肩から右腕にかけてじんじんと痛みを感じ、張っている気がします。
なんというか腕がだるくて重い感じです。詳しい箇所でいうと三角筋のあたりが痛いです。普段腕をよく使いますし、スマートフォンもよく使うからなのか、右肩がじんじんと痛いんです。原因はなんなんでしょうか?腕を使いすぎなのかな?と思っているのですが。整体にいくべきなのか、家でできるストレッチ法も知りたいです。
回答
初めまして、愛知県西尾市で整体院を営んでいます爽快整体院院長の内田と申します。
当院にも腕や肩の痛みやしびれでご来院されて、多くの方が改善されていますので、ご参考になればと思い投稿させていただきました。
客観的に症状の原因を見つけてもらうことも大切です。
*二ヶ月前から、右肩から右腕にかけてじんじんと痛みを感じ、張っている気がします。なんというか腕がだるくて重い感じです。詳しい箇所でいうと三角筋のあたりが痛いです。普段腕をよく使いますし、スマートフォンもよく使うからなのか、右肩がじんじんと痛いんです。
→ ということですが、整形外科などの病院できちんと検査もしてもらったことはありますでしょうか?
肩関節周囲炎かもしれませんし、胸郭出口症候群であったり、腱板損傷のような症状の可能性もあるかもです。原因をきちんと把握されることが先決です。
胸郭出口症候群と特定された場合
胸郭出口症候群の症状は
胸郭出口症候群は、手指や腕のしび熱感・冷感、脱力感で始まります。徐々に首や肩、肩甲部のうずくような痛みが現れます。
症状は、電車のつり革につかまる時のように肩をあげてれ、後ろに反らす運動や、首を反対側に傾けてさらに後ろへ反らす運動をする時に強くなります。
神経が圧迫されるとしびれや痛みが現れ、動脈が圧迫されると腕や手指の色が蒼白になり、静脈が圧迫されると腕や手指の色が暗青紫色になります。進行すると、このような動作がまったくできなくなるケースもあります。
このようになってしまわれると仕事や生活そのものにも支障が出てしまい大変ですよね。早めの対処が体の負担を減らすことにもつながりますので大切です。
胸郭出口症候群の原因
鎖骨(さこつ)周辺で腕神経叢(わんしんけいそう)という腕や手指に行く末梢神経の束が、腕や手指に行く鎖骨下動脈や鎖骨下静脈という血管とともに圧迫されて起こる状態です。
心臓から続く血管が、胸郭を出た所で神経とともに圧迫されるので、この名称があります。 首や肩・腕を特定の位置にもっていくと、腕や手指にしびれやだるさ、痛みなどが現れます。
首が長く、なで肩の女性に多いといわれています。
鎖骨周辺で神経や血管を圧迫する原因がいくつかあり、これらをまとめて胸郭出口症候群と呼びます。
前斜角筋(ぜんしゃかくきん)と中斜角筋(ちゅうしゃかくきん)という首の筋肉の間で圧迫されると斜角筋症候群、鎖骨と第1肋骨の間で圧迫されると肋鎖(ろくさ)症候群、小胸筋を通る時に圧迫されると小胸筋症候群、頸椎(けいつい)にある余分な肋骨で圧迫されると頸肋(けいろく)症候群といいます。
胸郭出口症候群の改善及び予防方法
日常の予防としては、肩の位置を正しい位置にしてあげることです。そうすることで胸郭出口の空間を広げられますので、腕神経叢の圧迫を防ぐことができるようになります。正しい姿勢を心掛けることで、症状が改善されることにつながります。
そして普段から適度な運動を習慣にし、肩関節を無理をしない範囲で動かすよう心がけてください。 お勧めな運動には肩の三段回しや肘の回旋運動があります。
肩の三段回し
1.両手を合掌をして左右の肘を肩の高さまで挙げていきます。
2.そのまま左右の肩甲骨を近づけるように、両腕を後ろに止まるところまで水平に動かします。
3.止まったところで両腕を体の前で降ろし 、 両手でパンと手を合わせます。これをまず5回繰り返します。
お相撲さんが土俵入りの際に手を動かす姿を連想してみると分かりやすいと思います。
肘の回旋運動
1.両手の四指を肩に当てます。
2. 前側にぐるぐる10回まわしていきます。
3.次に後ろにもぐるぐる10回まわしていきます。肩関節が全方向に動かしていけるので柔軟性が高まります。
まとめ
身体が硬いままだと血流が悪くなり、老廃物の排出も遅くなりますので、セルフケアを行いながら肩関節や体全体を動かす運動も時々なさるようにしてみてくださいね。
早期回復につなげるために、当院やAさんの近くの評判の良い治療院で施術を受けてみることも良いと思います。
Aさんの肩から腕にかけての痛みが早く改善されますよう祈っております。 分からないことがございましたら、お問い合わせくださいね。
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